肩こりや腰痛、関節の痛みなど、身体の不調を感じたときに「鍼灸」や「整骨院」に通うことを検討される方は多いと思います。しかし、「鍼灸と整骨院って何が違うの?」「自分にはどちらが合っているの?」と疑問に感じる方も少なくありません。今回は、鍼灸と整骨院の違いについて、整骨院の視点からわかりやすくご説明します。
鍼灸とは?
鍼灸は、東洋医学の考えに基づいた治療法で、経絡(けいらく)やツボを刺激することで、身体のバランスを整え、自然治癒力を高めることを目的としています。主に、**鍼(はり)と灸(きゅう)**を使って、血流の改善や自律神経の調整、痛みの緩和などを図ります。
特に慢性的な疲労、不眠、ストレス、自律神経の乱れ、冷え性、婦人科系の不調などに効果が期待できると言われています。
整骨院とは?
整骨院では、主に筋肉や関節、骨格の異常や損傷に対する施術を行います。柔道整復師という国家資格を持った施術者が、手技や物理療法(電気治療・温熱療法など)を用いて、ケガの回復や身体のバランス調整を行います。
骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷といった急性の外傷や、日常生活やスポーツで生じた筋肉の痛み、関節の違和感、姿勢の崩れなどの改善を目的としています。
また、健康保険が適用されるケースがあるのも整骨院の特徴です(※適用には条件があります)。
どちらを選ぶべき?
-
慢性的な不調や自律神経の乱れが気になる方は、鍼灸の施術が向いているかもしれません。
-
ケガや関節の痛み、骨格の歪みによる不調には、整骨院での施術が適しています。
もちろん、症状によっては鍼灸と整骨の併用が効果的な場合もあります。最近では、鍼灸治療を取り入れている整骨院も増えており、包括的なケアが可能です。
まとめ
鍼灸と整骨院、それぞれに得意とする分野があります。自身の症状や体調に合わせて、適切な施術を受けることが大切です。当院では、お一人おひとりのお悩みに合わせて、最適な施術方法をご提案しております。身体の不調を感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。