近年、多くの整骨院で導入が進んでいるEMS(電気筋肉刺激)機器。患者様のリハビリや筋力強化、慢性的な痛みの改善を目的として、EMSを活用した電気トレーニングが注目を集めています。では、なぜEMSが整骨院でこれほどまでに活用されているのでしょうか?その効果と必要性について、わかりやすく解説いたします。
EMSとは?
EMSは、筋肉に電気刺激を与えることで強制的に収縮を起こし、トレーニング効果を得る技術です。通常の筋トレでは意識して動かさないと使えない筋肉にも刺激を与えられるため、インナーマッスル(深層筋)へのアプローチが可能です。寝たままでも筋肉が動かせるため、体力や可動域に制限のある方でも無理なく取り組めるのが大きな利点です。
EMSの効果
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筋力アップと筋肉の再教育
ケガや長期間の不活動によって衰えた筋肉に対し、EMSは効果的に刺激を与え、筋肉の再教育を行います。筋力低下を防ぎ、正常な筋肉の動きを取り戻すことが可能です。 -
姿勢改善とバランス強化
EMSは体幹を支えるインナーマッスルにも効果的です。これにより姿勢の改善、骨格のバランス調整にもつながります。慢性的な腰痛や肩こりなどの根本原因にアプローチできます。 -
脂肪燃焼・ダイエット補助
筋肉の活動量が増えることで基礎代謝が上がり、脂肪燃焼を促進します。運動が苦手な方や高齢者でも、EMSで効率よく体づくりが可能です。
EMSの必要性
整骨院では、施術だけでなく「再発予防」も重要なテーマです。たとえば、骨盤矯正をしても、支える筋力がなければすぐに元に戻ってしまいます。EMSはその支える筋肉を強化し、施術効果を持続させる「土台づくり」に最適です。
また、運動不足による筋力低下が原因で痛みが出ている患者様も多くいらっしゃいます。そうした方々にとって、EMSは「無理なく始められる筋トレ」として非常に有効な手段です。
まとめ
EMSによる電気トレーニングは、単なる筋トレの代替手段ではなく、整骨院における根本改善・再発防止・機能回復において非常に有用なツールです。当院では患者様の状態や目的に応じて、最適なEMSプログラムをご提案しております。体の痛みや不調にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。